幸せな結末

Happy End

みなもと

例えば中川五郎のような、ごく個人的な内容を歌にするのがシンガー・ソングライターの定義とするならば、柴田聡子はやや種類の異なるアーティストだ。作家本人とは関係なく、独立した美しさとわかりにくさを持つ歌詞(その中に「ある特別な感情」を隠している)を書く。そういう意味で彼女は正しく「詩人」である。あるいは大衆を惹きつける力(美人かどうか判別のつきにくい特徴的な容姿)を持つポップ・シンガーか。小沢健二が憑依したような高揚感を持つファンキーな3分間ポップス「後悔」と、アリーナクラスでも耐えうる、胸いっぱいの必殺メロディが炸裂する「あなたはあなた」。この2曲が存在するだけでも2017年を代表する名盤と呼ぶに相応しい。柴田聡子『愛の休日』。
 

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