幸せな結末

Happy End

ロープウェー

1

君に会えた 夏蜘蛛になった

ねっころがって くるくるにからまってふざけた

風のように 少しだけ揺れながら

孤りを忘れた世界に 白い花降り止まず

でこぼこ野原を 静かに日は照らす

 (スピッツ「プール」)

 

2

ひょんなことから恋人と(一時的に)同棲することになった。同時に起き、手を振って見送り、迎えに行き、一緒に夕食を食べ、同時に眠る。一人用の部屋が整理・整頓されていくのと反比例するように二人の会話は輪郭を失い、知性の欠片もなくなっていく。なんて愉快で愛しいのだろう。彼女が次の住まいへ引っ越すまでしばらく続くわけだけど、この機嫌無敵なデイズは僕たちをどこへ連れていくのだろうか。とびきり上手にステップを踏みながら風の歌を聴こうと思う。

 

3

最近の仕事はというと、面倒で大きな仕事が終わりつつあるので新しいことをやっている。簡単に言うと3Dでメカお絵描き。すごく楽しい。自分で描いた図面はかわいい。

例えば与えられた仕事に、ABCDという配列があるとして、それをABCDのままできるだけ忠実に返すのがいいのか、いやこっちの方がいいと言ってBDACとかにして(さらにEを加えたりして)返すのがいいのか。後者のスタンスでやるには幾分度胸や知的体力が必要になるので、僕は断然前者のスタンスで仕事をする(面倒だから)。クリエイティビティがないと言われても、忠実さを守る。それが僕の仕事。という宣言。

 

4

このブログ(のようなもの)を書き始めて約5年が経とうとしている。途中で数ヶ月空くこともあったが、基本的にはその時々のとりとめない思いや出来事をあまり深く考えず書いてきたので、わりと率直にその時の自分が出ていると思う(特に乃木坂46について語るとき)。いわばこのブログは、自分自身による定点観測的な役割を果たしてきたといえる。その間僕は大学を卒業し、大学院に入学し、卒業し、引っ越し、就職した。 

 

5

2月某日、学生のとき住んでいた街を再訪した。背の高い建物がない街で、とにかく空が広い。そして、2月の夕陽はあの頃と同じように素晴らしい。来てよかった。 

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あの頃の夕陽に問いかける。

「まぁ、聞きなよ。」って声は、あんたなんだね。

この世界じゃ、そう、「ちょっとぐらいさ、笑おう。」って、

願いを込めて響く音がある。

100s「空い赤」)

 

6

これからできれば月イチペースで、ラジオDJになりきってプレイリストを作ってみようと思うんだけど、どう? 今月はとにかく、ザ・スミス

Feb, 2017

M1. Thundercat, "Show You The Way" (feat. Micheal McDonald & Kenny Loggins)

M2. Suchmos, "TOBACCO"

M3. Real Estate, "Darling"

M4. Sampha, "(No One Knows Me) Like The Piano"

M5. The Smiths, "Heaven Knows I'm Miserable Now"

M6. The Smiths, "This Night Has Opened My Eyes"

M7. The Smiths, "There Is A Light That Never Goes Out"

M8. Prince, "The Ballad Of Dorothy Parker"

M9. 小沢健二, "流動体について"

M10. 小沢健二, "神秘的"

M11. 渡辺満里奈, "バースデイ・ボーイ"

M12. Calvin Harris, "Slide" (feat. Frank Ocean & Migos)

 

7

やがて人生は次のコーナーに。