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バレッタ

自分にとって意味を持つ可能性のある10月下旬をあっという間に過ぎて、11月が音も立てずやってきた。今年の10月下旬に最も感動したことは、やはり森は生きているの素晴らしいライブだろう。とにかく曲がいいし、楽しそうに演奏しているさまがとても素敵だった。少しでも長く活動してほしいと願う。もう少し大きな会場で、多くのオーディエンスを躍らせてほしい。近い将来それができると思う。

とにかくワーナーさんが企画した再発盤に欲しいものが多すぎて困っている。最近買った再発盤といえば、
マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル『ユナイテッド』
シェルビー・フリント『私のエンジェル』
シェルビー・フリント『風の吹くまま』
カスケーズ『悲しき雨音』
ジェニファー・ウォーンズ『ジェニファー』
ラヴ『フォーエヴァー・チェンジズ』
フランキー・ヴァリ『君の瞳に恋してる』

またゾンビーズのファーストもすごくかっこいいことを今更知った。黒くて、ブルージーで。「ふたりのシーズン」はこっちに入るべきだったんだね、実際。あの曲はポップ・サイケなセカンドの中でとても浮いていたから。

いまは曽我部恵一『東京コンサート』を聴いている。曽我部恵一が「会いたかった少女」をつくったのは今の自分と同い年の頃だったらしい。学生の時期に、夢見がちな永遠の名盤『東京』というアルバムに出会えて僕はとても嬉しく思うし、幸せだ。自分と同い年の曽我部さんに会えた気がするんだな。もうしばらくすればその年齢を追い越してしまうのだけれど。

そんな曽我部さんの新譜も買った。無条件で新譜を買うアーティストはいくつかいるが、曽我部さんの新譜に限っては、「年に1~2回届く遠い友達からの手紙」のような感覚で聴く。

(そっちはどうだい、うまくやってるかい?こっちはこうさ、どうにもならんよ。今んとこはまあ、そんな感じなんだ。)

だから、いいとか悪いとか、前作に比べて云々とかはあまり考えずに、ふむ、いま曽我部さんはこういうところにいるんだな、って確認するっていう感覚に近い。曽我部さんは常に自由に歩き続けている。新作を聴くたびにそれを感じて、僕はとても勇気をもらうし、それはこれからもきっと続いていくんだ。


乃木坂46待望の新曲MVが公開された。内容に関してはYouTubeの評価の通りだと思うけど、もはや僕にとってはあまり重要な事ではなくて、「バレッタ」という曲自体がどういう広がり方をするのかということに興味はある。AKB48ハート・エレキ」同様、昭和歌謡風で、パッと聴いた感じでは地味であるし、正直期待した感じじゃなかったのは残念である。堀未央奈ちゃんをセンターに据えたことと因果を見つけることも不可能に近い。本人たちも肩透かしを食らったのではないか。ただ今までにないタイプのシングルであることも事実。蝶とか髪飾りというモチーフは悪くないし、ユーミンとか渋谷系の香りを漂わせているジャケットには雰囲気があって、とても好きだ。ダンスもちゃんとフルで披露されれば、最終的にはそこそこの良曲という評価があたえられるだろう。だからこそ、MVはもう少し何とかならなかったのだろうか。ジャケットをMVの舞台にした、洒落たポップスで十分だったのではないか。

こうなればもう、アンダー曲に期待するしかない。今までのアンダー曲には本当に外れがないし、何と言っても今回のアンダーは史上最高に豪華な布陣だ。注目すべきはセンターだが、もし星野みなみがその座につくならば、僕の乃木坂運営に対する評価を微弱ながら高めることだろう。

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